盲ろう者に救われた経験

とある盲ろう者の通訳介助の仕事をしているときです


その盲ろう者は出来心から、小さな嘘をついてしまいました


私が悪役になり、トラブルを起こした人となってしまったのです


とあるイベントの代表者からも、もう来るなと怒られて追い出されてしまいました


私は、通訳介助を辞めようと考えました。



その時、私が落ち込み、怒られたことを


他の通訳介助者から事情を聞いた、盲ろう者の方が


「大丈夫、元気出せ。私はあなたのことを知ってるから」


と支えてくれました。



そのことがあり、再度通訳介助を頑張ろうと思いました。



私が苦しんでいたことを聞いた、

出来心で嘘をついてしまった盲ろう者の方はひどく落ち込んだとのことでした。


後日、通訳介助者として着いていったとき


こう言ったのです


「瀬戸、電車が来たら教えてくれ」


と私は疑問に思いました。


その後、もう一言こう言われました


「僕、盲ろう者を辞めるんだ」



つまり、電車に飛び込んで、死ぬと言ってたのです。



私は泣き叫びながら必死に止めました。



盲ろう者の人は、いつも周りに迷惑をかけてしまっていると考えている人もおり


それが申し訳ないと考えている人もいます。


コミュニケーションが上手く取れないと、生きがいもなかったりしてしまいます。


実際、盲ろう者が高齢になり施設に入ったとしても


その施設でコミュニケーションが取れず、つらい想いをされる方もいらっしゃいます。



そこで、私は、盲ろう者の方のための施設


そう、


「盲ろう者のための」

「障害がある人のための」


『サービス付き高齢者住宅』

を作り


盲ろう者の人が、楽しく、今後の生きがいも持って生活できる安全、安心して生活できるところを作ろうと考えました。


盲ろう者の人が、笑顔でいれる場所


それこそが今後必要なのです





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和歌山盲ろう者友の会 盲ろう者の支援サポーター瀬戸節子

盲ろう者を知り 盲ろう者に対するコミュニケーションを当たり前にする